明治大学鉄道研究会の創設 60 周年を記念した、記念式典と記念貸切を行いました

2024.3.9,10実施 2024.3.21更新

2024年3月9日から10日、明治大学鉄道研究会では創設60周年を記念して、記念式典と記念貸切を行いました。日頃果たされないOBとの交流が果たされ、たいへん有意義な2日間となりました。

記念式典の概要

記念式典は3月9日に実施し、約70名のOBの皆さまと11名の現役部員、3人の先生方が参加しました。過去のアルバム展示などの企画は好評を博し、またOBどうし、 あるいはOBと現役部員現役思い出話が弾むなど、充実した空間になりました。

記念貸切の概要

記念貸切は朝の北千住駅を発して東武伊勢崎線系統の複数の路線を周遊し、夕方の北千住駅で解散となりました。この項では、記念貸切について写真を交えて詳述していきます。

北千住駅10時8分発

10時7分に北千住駅を発車した列車は、準備などに慌ただしくしているうちに複々線区間を走り抜け、春日部駅などの主要駅も通過し、東武日光線と分岐、最初の停車駅である佐野駅までを1時間21分かけて走り抜けました。

佐野駅11時28分着 11時59分発

佐野駅では長時間停車。列車から降りたOBと部員は、さっそく車外へ出て写真の撮影を行っていました。その間、当駅では待望のお弁当の頒布が行われ、併せて禁酒車両と飲酒車両で車内の席配置の変更も行われます。前橋市の老舗弁当メーカーである登利平の「鳥めし弁当」は、柔らかな鶏肉がご飯とよく合い、美味しく頂きました。

葛生駅12時15分着 12時26分発

東武佐野線の北端である葛生駅に到着。貨物輸送で栄えたことが広いホームからうかがえました。ホームでは弁当を食べ終えた方々を先頭にここでも撮影でにぎわいます。

佐野駅12時42分着13時2分発

西小泉駅13時43分着13時48分発

特急型の列車が定期で運行されない西小泉駅にも、短い停車時間ながらこの貸切では訪れることができました。見慣れないポルトガル語、スペイン語を含んだ駅名標掲示類の多言語表記を面白そうに眺める部員の姿も。

赤城駅14時33分着 14時49分発

東小泉駅でのスイッチバックを経て、スバル本社を横目に高架駅の太田駅も通過。長かった関東平野も北限に近づき、すぐそばにまで迫った赤城山の名前を冠した赤城駅に到着しました。停車時間の間には残念ながら上毛電鉄に遭遇することはかないませんでしたが、共用のホームを目一杯楽しみました。

伊勢崎駅15時49分着 16時4分発

本日の往路の最終行程は伊勢崎駅。その威厳ある高架駅は、今まで乗っていた路線が「伊勢崎」線だったことを思い出させてくれます。ここでは慌ただしく記念写真をパシャリ。ホームが狭すぎる、時間が少ない、明暗差が……。そんなことを乗り越えながら撮った写真は、いい思い出になりそうです。

加須駅17時19分着 17時43分発

楽しかった往路もいよいよ終わり、電車は一路、東京へ。車内の様子はさすがに疲れ気味ですが、加須駅の小休憩では旅の余韻に浸りつつ車外に多くの人が出て、最後の写真撮影にいそしみました。

北千住駅18時35分着

加須駅を抜けると付近はもう夜。過密区間を抜きつ抜かれつ、あっという間に北千住駅に到着しました。東武伊勢崎線の魅力を再確認できた、大変すばらしい貸切となりました!

車内の様子

634系スカイツリートレインは4両編成で運行されました。1号車はから3号車は飲酒可能な車両、4号車は禁酒車両として設定されました。下記画像は、それぞれ4号車、3号車、2号車のものです。

車内では、東武鉄道の皆さまのご厚意により、じゃんけん大会をはじめ様々な催しが催行されました。

また、現役生による飲料、軽食の頒布や、車内販売を模したOBによるコーヒーの頒布、同人誌の販売なども行われました。それぞれたいへん好評を博し、なにより車内を盛り上げてくださいました。

車外から電車を撮影する撮り鉄斑に向けて車内から手を振る部員の様子と、撮影された写真です。

撮影:松井翼(59期会員)

記念貸切のデータ

使用車両:634型スカイツリートレイン4両編成
列車名:「明治大学鉄道研究会60周年記念号」
運転時刻:北千住10:07発⇒佐野11:28着・11:59発⇒葛生12:15着・12:26発⇒佐野12:42着・13:02発⇒西小泉13:43着・13:49発⇒赤城14:33着・14:45発⇒伊勢崎15:51着・16:04発⇒加須17:19着・17:43発⇒北千住18:35着

撮影:松井翼(59期会員)

謝辞

今回の創設60周年を記念した記念式典と記念貸切の催行に際しお世話になりました皆様に、深く感謝申し上げます。